UWP 対応 Locana for Windows 10 をようやくリリース

ソニー製 Wi-Fi デジカメ用リモコン撮影・コンテンツ転送アプリ 「Locana」 の Windows 10 版をようやく正式リリース。

Locana - Windows Apps on Microsoft Store


Windows Phone 8.1 版に搭載されていた全ての機能を移植し、UI デザインは Windows 10 らしく刷新した。
もちろん UWP なので、デスクトップもタブレットもサポートしている。

Windows 10 らしい(?) UI


UWP に適したデザインの構築方法が、WindowsアプリUXデザインガイドライン という 600 ページ近い PDF ファイルに色々と細かく説明されている。
本当に細かい。
全部従えているかは微妙だが、基本的にはガイドライン通りになるように作ったつもり。

とはいえ、チームにデザイナーがいないので、デスクトップ版の UI デザインを考えるのにはかなり苦労した。画面を広々と使う UI を考えるのはとても難しい。



開発期間は賞味3ヶ月


https://github.com/locana/locana

コミット履歴を見た感じだと Windows 10 が正式リリースされてすぐにポーティング作業を開始したようだが、 実質は冬休みに入ってからの3ヶ月で作り上げたらしい。


開発の大半は平日の深夜11時以降と土日。
終電まで残業したあと帰ってから開発していた。C#でコードを書くと心が安らぐ。


リモートライブビューのパフォーマンス


Windows Phone 8.1 版の実装ではカメラから取得した画像のJPEGデコードとレンダリングが遅くて、速くても 25FPS くらいしか出ていなかった。RGB ヒストグラム表示をオンすると更に低下。

UWP 版ではライブビューの描画に Win2D を使ってパフォーマンスを向上させ、カメラやデバイスや通信環境にもよるが 30FPS 出せるようになった。少なくとも、並のデバイスであればデバイス側の処理によるボトルネックは無くなった。さすが Direct2D という感じだ。

ただメリットばかりというわけではなく、これにともなってアプリのサイズが激増(WP8.1版 1.6MB → UWP版 14.5MB)してしまった。
Direct2D のネイティブバイナリを含むことになってしまったので仕方がないのだが。

まとめ


C# 6.0 最高。

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